宮城県

Hm♥V@石巻 11/12-13

2011//11/12-13 宮城県石巻市へ 

『ハートマークビューイング』をお届けに伺いました。
車で仙台市内から石巻へ移動。

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一カ所目は15世帯ある大指地区仮設住宅へ伺いました。
仮設住宅へ移られた方が多く、
30×30cm程の小さなハートマークを制作しお配りしました。

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また、キッズパークを建設中とのことで、

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キッズパークができたら、
中に大きなハートマークビューイングを展示していただけるとのこと。
お母さん達とお写真を。
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流れ着いた網や道具をかき集め、
牡蠣養殖を専門にお仕事をされているお父さん達にも出会いました。


二カ所目は相川運動公園仮設住宅へ。
こちらには41世帯の方々が暮らしていらっしゃいました。

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一軒一軒、コンコンとノックして、
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いらっしゃらないお家はピンで止め、
ハートマークビューイングを配ります。
IMG_0899.JPGのサムネール画像
配り終えたらちょうどお昼時。
山梨から来ていたボランティアさん達からほうとうをごちそうになりました。
(美味しいごはんをありがとうございました)


3カ所目は187戸あるにっこりサンパークの仮設住宅を訪れました。
仮設住宅が建てられる場所は以前、
運動公園で使用されていたところなどが多いようでした。
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お茶の時間。
お友達のお家へ遊びに来ていたのだという、おばあちゃんたち。
お配りしながらお話ししていると、縫い物がしたくなった用で、
お教室があったら良いわねぇ〜とおっしゃっていました。


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お昼間でお留守の方が多く、
みなさんどこにいらっしゃるのかな?と思っていると
みなさんお外にいらっしゃったようで、
こちらは井戸端会議中だったご様子。
これからはハートマークビューイングのような腹巻きが欲しいわねぇとのご意見。

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こちらの方々はみなさんひなたぼっこ中。
お渡ししたハートマークビューイングはさっそく頭の上。
日差しよけにも最適なハートマークビューイングです。
みなさん大変喜んでくださいました。
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壁掛け、鍋敷き、カイロを包むのにもいいわねぇと
おばあちゃんたちから、ハートマークビューイングの様々な
使用法についてのアイデアが出てきます。

おばあちゃん達のものづくり精神に『ぽっ』と
火をともすお手伝いができた良い機会でした。
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最後は、今回大変お世話になった、
石巻社会福祉協議会の防災センター内にも。


6/28【宮城県】 浦戸諸島 寒風沢島

野々島、桂島とまわった翌日、桂島のもう一つの浜、石浜から汽船に乗り、
浦戸諸島のもうひとつの避難所へ向かいます。
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大潮になると、がれきがどこかからか漂流してくるそうで、それを集め燃やして処分します。

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寒風沢島(さぶさわじま)の船着き場で、集落と避難所へ届ける新聞を仕分けするお父さん。


寒風沢島の高台にある、小学校(統廃合で廃校)の校舎へ向かいます。
たまたま船着き場で出会った方が軽トラの後ろに乗せてくれました。

そこで、副区長さんのおくさまにお会いできました。
そして、この日、校庭にずらりとならんだ仮設住宅を行政が「チェック」をするという大切な日でもあり、すこしピリッとした空気が流れていました。

良いお天気の日は、仕事や片付けに出掛けている方が多く、学校には、「チェック」の対応をするために残っていた副区長のおくさんくらいしかいませんでした。
ちゃきちゃきとして、とても暖かな副区長のおくさん、各仮設住宅の扉(外)にHEART MARK VIEWINGを残しておいて貰えれば、みんなに伝えておくよ、と快く引き受けてくれ、
こんな風にとびらに...。
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談話室にはこちらのHEART MARK VIEWINGを。
副区長のおくさんと、仮設をたてられた工事関係者のかたがたも一緒にぱちり。

6/27 【宮城県】浦戸諸島 桂島

野々島から汽船に乗っておとなりの桂島へ。

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島同士はほんとうに目と鼻の先で、この市営汽船(定期船)以外も、島間の渡し船が出ていました、震災前までは。
渡し船は、乗りたいときとき、旗をあげて合図すると向こう岸から来てくれる・・そんな船だったそうです。この間の津波が、渡し船を一つ流してしまったと聞きました。
残った1艘は、浦戸諸島内のこどもたちが、野々島にある小中学校に通う通学用として現在も動いていました。

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桂島の避難所は、島の高台にある小学校(現在統廃合で使われていない)校舎です。
校庭に21戸の仮設住宅を準備中です。(伺ったときは建設が終わり、設備を待つばかりでした)

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こんなふうに海が見えます。
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入居前の仮設住宅。
ここはスロープ付きのバリアフリー棟です。
中を見せて貰いました。
台所と、世帯の状況によって二部屋か一部屋、風呂場・お手洗いなどがあります。
誰も住んでいない仮設住宅は、がらんとして、寂しくもありました。

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そこで、仮設住宅サイズに、と4枚繋いだHEART MARK VIEWINGを
1戸ずつお届けしました。
おかあさんに、家族の好きな色を聞いたりしながら、選んで貰います。
「これステキねえ、あら、これも・・」と悩むひととき。ちょっと声のトーンが明るくなったようです。

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こちらのHEART MARK VIEWINGに決めたお母さん。
入り口の扉をあけてすぐのところに一緒に貼りました。
(※写真、横でごめんなさい)

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こちらのおうちには、緑が鮮やかなHEART MARK VIEWING。

このHEART MARK VIEWINGの色あいが、それぞれのおうちの新しいカラーになっていったりするかな。

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生活のかおりが着く前の住戸にある無機質でよそよそしさが、HEART MARK VIEWINGを掲げたら、和らいだようでした。

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仮設住宅群には、「談話室」というコミュニティスペースがあります。
寄合所、集会所の役割を担う棟。
そこには、いつものサイズのHEART MARK VIEWINGを。
桂島の区長さんと日比野さんで掲げます。

桂島も野々島同様、昔からずっと一緒に暮らしてきた人たちが集まった避難所で、ご飯当番を決めて炊事したりしてきたので、避難所を離れたいと思わない方が多かったそうです。
区長さんは、「これから大変だと思うけど」と心配しながらも、自立した生活をしていかなくてはならないんだ、と決意するように仮設住宅での暮らしを始める方々の言葉を代弁してくれました。


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区長さんと、届けたHEART MARK VIEWING!

いまごろ、この談話室では、お茶のみの会が開かれたりしているかな。
想いのこもったHEART MARK VIEWINGが、新しい生活をすこしでも明るく灯しますように。


6/27 【宮城県】浦戸諸島 野々島02

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昔はじぶんで着物も作ったよーとおかあさんたち。
ハートを切るのは得意じゃない、と言うので、ハートを切ったものを渡すと、
スルスルっとあっというまに縫い終わらせてしまいます。
だんだん縫うのが愉しくなってきたみたい、縫い終わると「次のハートは?」と聞いてくれます。
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そしていつのまにか、こんなに出来てました。


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ここは小学校中学校の体育館。太鼓の練習が始まりました。
なかなか迫力の太鼓!

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こどもたちの太鼓練習をみまもるお母さんお父さん。
嫁いだり、世帯を持ってからもうかれこれ60年、ずっとおなじ野々島の集落で
生活してきた人たち同士の空気は、すごく自然体。
避難所だとみんな一緒だから安心だけど、仮設住宅に移るとどうなるのかな、とぽつぽつ
お話ししてくれたお母さんもいました。
平野の少ない野々島の仮設住宅は、集落の奥側に作られています。

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授業が終わった浦戸小学校中学校のこどもたちと、HEART MARK VIEWINGを作ることに!
「ハートって何だろう?」という日比野さんの問いかけに「心」「愛」「真心」「想いやり」そして「絆」(!)という回答まで。
でも、どれも目には見えないものだよね。
「目に見えないものを見えるようにする」のが"びじゅつ"だよ、と日比野さんの言葉を聞いて、ハートマークビューイングづくりのワークショップ開始!


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一人一人のハートが出来上がったので、ならべて繋がったところを見てみよう。

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できたよ!!

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浦戸小・中学校には、このHEART MARK VIEWINGを届けました。

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船の時間が近づいています。
お母さんたちが、玄関まで送りに来てくれて、見えなくなるまでずっと手を振ってくれました。
また来るねー。元気でねー。



6/27 【宮城県】浦戸諸島 野々島01

6月27日、塩竃港マリンゲートから塩竃市営汽船に乗って、浦戸諸島へ向かいました。
塩竃市営汽船は、現在、震災前とは違い、迂回するような航路で航行しています。
もともと浅い内海のため、堆積物が海底に沈んでいて船の座礁の可能性があるためです。

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浦戸諸島には4つの島があります。
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桂島、野々島、寒風沢(さぶさわ)島、朴(ほお)島。身を寄せ集まっているような島々。
お隣は名勝松島。

浦戸諸島訪問、まず野々島にある、浦戸二小・中学校体育館をおたずねしました。
塩竃市の浦戸支所ブルーセンターの方に軽トラに乗せてもらい島を走ります。
島を花でいっぱいにしようとあちこちにお花を植えていたのだそうですが、
潮でやられてしまったところも・・。
この日は雨、地震で地盤が下がった影響もあり、大きな水たまりが出来ていました。
島の中程を車で走っているときに、右左を見ると、どちらがわも海が迫っています。この景色、「島」だなあと実感。
野々島の住民は100名ほど。牡蠣や海苔生産に従事し、海に面した集落に暮らしています。
震災の津波で家が流される被害はありましたが、みなさんすぐに高台に避難し、亡くなった方は一人もいらっしゃいませんでした。

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野々島の船着き場近くの様子

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浦戸二小・中学校の体育館にHEART MARK VIEWINGを掲げました。
「ほー、ハートたくさんだねえ」と見に来てくれたお母さん。

この日は雨だったので、いつもは畑仕事やがれきの片付けにいくお父さんお母さんたちも
体育館で過ごされていました。

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さらに、仙台市太白区の美容師さんがたが、カットのお手伝いに来られていました。
順番にお父さんお母さんたち、綺麗にととのえてもらって、さっぱり。賑やかな空気が体育館内に満ちていきます。

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HEART MARK VIEWINGを体育館でも作り始めます。
お母さんたちの針さばきは見事・・!!
みなさんのカットを終えた美容師さんも参加してくれました。

5/7 宮城県

7日は宮城県の名取市文化会館、多賀城市総合体育館、塩竈市公民館の3カ所に伺い、

ハートマークビューイングを設置してきました。

■名取市文化会館

避難生活をしているみなさんによく見える位置に。。ということで、
かなり高い位置での設置になりました。

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職員の皆さんと。

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■多賀城市総合体育館

まずはハートマークビューイングを設置。
ここは岐阜の方から支援に来られた職員の方がたくさんいらっしゃいました。IMG_2136.JPG

 

その後、避難所を管理している方にスタッフ一同お話を伺いました。

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ここは管理体制が特にしっかりしている避難所のようで,
壁には予定表、組織図がびっしり。。
ペットと一緒に避難生活が出来るエリアも用意されています。

 

■塩竈市公民館

皆さんが食事をするホールにハートマークビューイングを設置させて頂きました。

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職員のみなさんと。
ここは三重県から支援にこられた職員の方がたくさんいらっしゃいました。

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ハートをアップで。
3カ所各所にハートマークビューイングを作る為の道具もお渡ししてきました。

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5/6 岩手県 宮城県

6日は岩手県大船渡市の大船渡リアスホールと宮城県気仙沼市の階上小学校に
お伺いいたしました。


大船渡リアスホール
エントランスの入ってすぐの目に入りやすいところにハートを飾ってきました。
入り口のエントランスでワークショップを開催しました。

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だんだんと参加者が増えてきました。

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想いがこもった1針、1針。

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想いのこもったハートたち。



階上小学校
教室の掲示板にハートを飾ってきました。
避難所となっている教室でワークショップを開催。

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隣の教室や近くの中学校の友達も参加してくれました。

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作業の手を休めて、じっくりお話を...

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教室はハートでいっぱいになりました。