猛暑にもかかわらず、ワークショップにご参加頂いたみなさまありがとうございました。
今回も全国より送られてきたハートマークがどんどんつながっていきました。ワークショップではつなぎながら、ご参加頂いた方々とお話をしています。今回は東北三県で行なわれた「若冲が来てくれました。」展のお話などもお伺いすることができました。今後もハートマークを通して、東北のこと、今のこと、お話しをしながら交流をして行きたいと思います。
山田神社ハートマークビューイング社殿幕奉納
日時:2012 4.22-23
場所:福島県南相馬市鹿島区北海老字磯ノ上 山田神社
目的:山田神社仮社殿の社殿幕奉納
届け人:ハートマークビューイング実行委員 石丸郁乃 森本早紀
山田神社とは
相馬市と南相馬市の境界沿いに八沢浦という広大な干拓地があり、
ここの鎮守が山田神社で、農業の神大年神を祭り、豊作を祈願する
地区民の心のよりどころとして昭和16年に建立されました。
八沢浦の干拓事業を行った山田貞策にちなんで名づけられました。
津波で流されてしまった八沢浦干拓地
山田神社は排水機場のすぐ横にあり、20113.11津波で土台を残し
て流出しましたが、高台に移設して仮社殿を設置されました。
熊本県人吉市の球磨工高(国内唯一の宮大工養成コースの生徒が
10年以上前に製作、学校の顔として玄関に飾っていた作品)が
仮社殿を贈り、福島県立博物館でのハートマークビューングWS
がきっかけで、その社殿の中にハートマークビューイングが社殿
幕として飾られています。
今回、ハートマークビューイングは
山田神社社殿土台を飾る幕を奉納しました。
大きさ 縦1100×横1700×高さ750
この社殿幕ハートマークビューイングは2012年3/25
に六本木アートナイトというアートイベントへ、
これまでハートマークビューイングを制作して頂いた方々が集い、
制作して頂いた作品を中心につなぎあわせ、制作しました。
4.22<山田神社下見>
山田神社下見後、農家民宿『翠の里』に宿泊。
美味しいお料理で、ボランティアさんたちを
温かく向かい入れてくださるこのご夫婦の
優しさに、ここを再び訪れる人は多いようです。
翠の里:古民家に一目ぼれされたご夫婦が営む農家民宿。
古民家ならではの、安らぎとぬくもりのあるお宿。
移住して6年目に今回の震災を経験。
元漁港でバイヤーをされていたお父さんのホッキ貝のお刺身はとても新鮮で、
また、自宅のビニールハウスで育てたお野菜に、
3.11以降から継ぎ足し継ぎ足し作ってきたカレー。
やさしいお母さんのお料理はどれも絶品でした。
http://kouryu-kyoju.net/detail/program.php?i=1887
ハートマークビューイングを補修/仕上げ作業。
アーティスト「しでかすおともだち」http://yaplog.jp/ohchee/
のお二人にも手伝ってもらいながら、HmV幕を最終仕上げ。
4.23 <山田神社奉納式>
(1) 山田神社奉納式
(3)社殿幕設置
氏子さん達と設置します。
幕を着けた途端、ぐっと明るくなり、
すっかりハートマーク神社になってしまいました。
千人針のようだねと、言って下さる方もいらっしゃいました。
(2)大祓
(3)巫女舞
しでかすのお二人の巫女舞
巫女のお二人の胸元にもハートマークをつけて頂きました。
今後、山田神社でハートマークビューイング幕が見れる機会
毎年 4/23 の 山田神社例祭 となります。
(※ その年で変わるかもしれませんが、2012年は09:30よりスタートでした)
放送はPODCASTで聞く事ができます。
▼ ラジオ福島URL『ふるさと福島きづなキャラバン』
http://www.rfc.co.jp/bangumi/kizuna/
▼ 放送 PODCAST
http://www.rfc.co.jp/bangumi/kizuna/onair/0423.mp3
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<最後に>
今回、奉納式に参加する事ができ、大変貴重な体験を致しました。
アートと文化•神社の融合。アートに出来る事の幅がひろがったように思います。
【報告】
イベント名: 六本木アートナイト2012
日時: 2012年3/25
場所: 六本木テレビ朝日UMUスペースギャラリー
内容: 3月25日 六本木アートナイト2012にて、
ワークショップと交流会•報告会が行われました。
2011年の3/14にスタートした『ハートマークビューイング』の活動も
1年が経ちました。これまでにハートマークビューイング実行委員会宛に制作
頂いた作品をお送り頂きました方へ(団体の方は代表者の方)2012年3/25
の六本木のイベント開催に際し、招待状をお送り致しました。
招待券を受け取られた方の中には、はるばる九州から来て頂いた方もいらっしゃ
いました。当日会場へは、招待券をお持ちの方と当日とびいりでご参加頂いた方
方々含め、300名近いみなさまにご参加頂きました。
<Invitation>
<タイムスケジュール>
0PEN 11:00〜
OPENと共にたくさんの方がいらっしゃいました。
報告会 14:00〜15:00
招待券をお持ちになった方を中心にトークイベントも行われました。
これまでに日比野克彦のアートプロジェクトにご参加頂いていた方たちのお顔も。
久々の再開に、お話も弾みます。
アートナイト当日、福島のハートマークビューイングのメンバーと、
会場へお越し頂いたみなさんとで制作していただいたもの。それを、
「元気ですよハートマークビューイングフラッグ」といいます。
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「元気ですよハートマークビューイングフラッグ」とは?
東京電力原子力発電所事故のため会津若松市に避難している大熊町のみなさんの
なかには一人暮らしの高齢者の方もいらっしゃいます。 その方々が「今日は元気だよ」
「今日は家にいるよ」「今日は体調悪いよ」「留守にしてます」などを周囲にお知らせ
いただくツールとして「元気ですフラッグ」を大熊町からお渡しすることになり、それ
を「ハートマークビューイング」でつくれないかなとのお話をいただきました。
フラッグのベースは玄関外での掲示にも耐える丈夫さが必要です。そこで会津ならでは
の会津木綿を使うことにしました。シックな縞は伝統的な柄です。
大熊町のみなさんの仮設住宅集会場での数回のワークショップや各地でのワークショップ
で 生まれたハートマークを会津木綿のベースに縫いつけ、ポールと紐を通しました。
完成までには、ワークショップの参加者、会津の大学生ボランティア、そしてハートマー
クビューイング福島のメンバーが携わりました。たくさんの人の思いをつなぐ。
ハートマークビューイングならではのフラッグが生まれました。
完成したフラッグは、今後、大熊町にお渡しし、一人暮らしの高齢者の方に届けられます。
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アートナイトで出来上がった元気ですよフラッグの枚数は全部で120枚!
福島の仮設にお住まいのおじいちゃんやおばあちゃんの元へ届けられます。
作品贈呈式 17:30ー17:45
エンドトーク
六本木アートナイトで出来上がったハートマークビューイング
2011年3/11から一年が経ち、ハートマークビューイングの活動も1年が経ちました。
被災された方々が避難所から仮設住宅へ移行になるとともに、HmVまた形を変え、大きさ
もまた変わってきました。ハートマークビューイングの活動がはじまって、初めて伺った
被災地が「福島」でした。その福島ではじまった「元気ですよハートマークビューイング
フラッグ」や福島の山田神社の社殿幕など、ヒートマークビューイングの活動の幅も少し
づつ変化しています。被災された方々の早い復興を願い、これからもハートマークビュ
ーイングの活動を続けて参りたいと思います。
これからも、暖かいご支援•ご協力を宜しくお願い致します。
参加してくださったみなさんの手を通して、色々な場所から届いたハートマークが、一つにつながっていきます。心もひとつになっていく。
仮設住宅にお住まいの方にもお届けするため、小さめサイズのハートマークビューイングもつくっています。
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